Stage Photos ※写真をクリックすると拡大表示します。

www.flickr.com

お知らせ

2010年02月22日

『猫丸先輩の演劇』、原作本のご紹介

 

どうも、くまべです。

 

さてさて、既に皆さまご承知のことかと思いますが、今回上演する『猫丸先輩の演劇』には、原作があります。ミステリ作家倉知淳氏の猫丸先輩シリーズがそれで、東京創元社と、講談社から刊行されています。今回のお芝居では、主に東京創元社より刊行されている二冊を元にしています。それが、下記の二冊。

日曜の夜は出たくない (創元推理文庫―現代日本推理小説)/倉知 淳

¥777
Amazon.co.jp

 

『日曜の夜は出たくない』は、表題作を含め、7つの短編を収録。いずれも猫丸先輩という奇妙な童顔の男が活躍する探偵もの。しかしこの猫丸先輩、推理はしても、別に警察でもなければ世にいう私立探偵でもなく、はたまた大怪盗が推理をする、という往年の探偵小説のパターンを踏襲していません。30代で無職で童顔で変人で猫のように自由な、謎の人。そんな猫丸先輩のキャラクターの魅力たっぷりな第一短編集。猫丸シリーズには珍しく、「殺人事件」の比率が高いのも特徴かもしれません。猫丸先輩に触れるなら、まずはこちらからどうぞ。「日曜の夜は出たくない」、「空中散歩者の最期」、「寄生虫館の殺人」を収録。

幻獣遁走曲 (創元推理文庫)/倉知 淳

¥672
Amazon.co.jp

 

猫丸先輩シリーズ第二短編集。タイトルの『幻獣遁走曲』は、収録されているうちの一編のタイトルで、副題が「猫丸先輩のアルバイト探偵ノート」。その名の通りに、収録された5つの短編で、猫丸先輩がそれぞれに、風変わりなアルバイトに従事、そこで起きた奇妙な事件を解き明かす、という日常ミステリ。謎の珍獣・アカマダラタガマモドキや、人気のあるなしがいまいち微妙な戦隊ヒーロー、よりきり仮面などなど、そのネーミングからも、よりいっそう、著者の遊び心と猫丸先輩の猫丸先輩らしさが際だってきた短編集。「猫の日の事件」を収録。

 

それから、もう一つ。

競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫)/若竹 七海

¥777
Amazon.co.jp

 

ミステリ作家若竹七海氏が、実際に大学生時代にアルバイト先の書店で遭遇した奇妙な謎。「書店に毎週土曜日、五十円玉二十枚を千円札に両替に来るお客さんは、一体何者で、どうして五十円玉がそんなに貯まるのか?」その謎を、実力派ミステリ作家たちが、ああでもないこうでもないと知恵を振り絞って考えた、「解答集」。その中に、一般公募で若竹賞を受賞した、佐々木淳(倉知淳)氏の作品が収録されている。それこそが、世に出た最初の猫丸先輩の短編であり、倉知氏のデビューのきっかけともなった記念すべき作品。企画としても楽しい逸冊。

 

今回の舞台では、これら三冊から、短編を抜粋、再構成して脚本化してあります。我らが愛すべき奇妙な童顔探偵、猫丸先輩の活躍を、どうか原作からお楽しみ下さい。ちなみに、劇場ロビーでも販売の予定ですし、4,5,7日の昼の回ステージ限定で、終演後に著者サイン会も予定しております。熟練編集者でも掴まえられない、神出鬼没の作家・倉知淳氏を発見できる貴重な機会です。

 

チケットのご予約は、トップページの、「チケットのお求めはこちらから!」というリンクから、直接予約フォームに跳ぶことができます。また、以下のアドレスをご利用になると、隈部雅則扱いのご予約も可能です。いずれをご利用になっても大丈夫です。フォームに必要事項をご記入下さい。
 http://481engine.com/rsrv/webform.php?s=z3j0jn9tpuvvddba

 

どうぞお楽しみに!

 

「あなたがいれば、もっと楽しい!」

脚本・演出 隈部

twitter

携帯サイト QRコード

モバイル版はこちらから!

QRコード作成/cman